tackman's 一口馬主・POG日記

一口馬主生活・POG関連を書き散らすところです。馬券的な話は多分しません

広尾TC2024年2歳馬募集馬

6/17に広尾サラブレッドクラブで22年産駒の募集が始まります。既に募集が始まっている同世代の子も合わせて、気になる馬をピックアップしていきます。

ディメンシオンの22 牡

広尾の先輩方には思い入れが強いと思われる母の子の募集です。ディメンシオンは馬柱を見ても重賞ウイナー級だったのは疑いないですし、母が強いというのは個人的には一口出資では極めて重視しています。ロードカナロア×ディープの血統は文句なしだし自分好み、生産は広尾のメイン木村牧場、所属予定厩舎も不安なし。予告が出たときはおいくら万円するのか戦々恐々していたところ、募集総額も6000万円とこの内容からすると破格です。

これは争奪戦間違いなし朝から広尾WebにF5アタックの構えだったのですが、測尺を見てかなり躊躇をしてしまいました。5/31測定で馬体重355kg、体高145cm、胸囲160cm、管囲18.0cm。この時期なので馬体重や体高は問題ないのですが、管囲の細さはかなり気になります。管囲に関しては1歳の夏前時点でも将来の馬格との連動性が強いという認識をしています。なので、仕上がりもかなりの小型馬になることが見込まれます。単純比較するものではありませんが、血統構成の近いパンサラッサが同時期で体高152.5cm、胸囲169cm、管囲19.5cmです。体高胸囲を置いておいても、管囲で結構差があります。木村牧場で出てくる管囲は小数点以下が.0ジャストのことが多く、そもそも測定精度に疑問もつきますが…

誕生日が出資馬リヤンイヴェール・アンモシエラと同じ2月3日で、これも運命出資だ!と思っていただけにすごく悩ましい一頭です。

ステラリードの22 牝

個人的にルーラーシップには好印象も悪印象もなく、人気のステラリード産駒に割って入るほどの熱はないので他会員にお譲りしていいかな~くらいの感覚ではありました。ただ誕生日がディメンシオンの22と同じ2月3日なので、ディメンシオンの22に出資するなら一緒に行こうとは思っていました。ディメンシオンの22は上で書いたようにサイズ不安があり、そちらに行かないならこちらもパスかなという感じ。

逆の発想で、ステラリードの22をメインに考えてセットでディメンシオンの22にも出資するという考え方もあり?

馬自体に不安要素もなく(強いて言えば第9子なことくらい)、募集金額5100万円もリーズナブルとは思います。本馬は完全な芝血統と思われるところに、高柳大輔厩舎の実績がダートに偏っているのは気になりますが…

フォーエヴァーユアーズの22 牡

  • 2022.05.16生
  • 父シルバーステート、母父Motivator
  • 生産:パカパカファーム
  • 予定厩舎:美浦中舘英二
  • 販売総額2400万円 / 2000口

兄のフォーエヴァーユアーズの21ことトゥジュールには出資させていただいております。母父Motivatorポチーと意識を失って出資したトゥジュールの弟で、募集価格も控えめなのでまあ出資でいいかなとは思っています。馬体重332kg、体高144cm、胸囲161cm、管囲19.1cmは馬格こそぱっと見小さいですが、遅生まれのこの時期ですし管囲も許容範囲の太さなので問題ありません。冬毛ボーボーの募集写真はどうなのと思わなくもないですが、本馬に関しては私は気にしないので競合減るならラッキーくらいに思っています。

出資は前向きではありますが、所属厩舎は若干の不安があるのと、即満口にはならないだろうという予想でもう少し様子を見守ってから決めようと思っています。

ルックオブラブの22 牡

ゴールドシップ産駒の特に牡馬は走る可能性はなかなか低いなと思っています。それでもゴルシ産駒、一頭くらいはいてもいいかな…という気持ちはあります。芦毛なのもいい。募集額1400万円なのも回収のハードルが低くてベネ。ただこの子も小柄で、馬体重310kg、体高148cm、胸囲159cm、管囲18.0cmは遅生まれにしてもうーんという感じ。父はデカい馬なのにずいぶん小柄に産まれたものです。それにしてもこの子も木村牧場生産なのですが、今年の木村牧場産は小さい子が多い気がします…

ゼロカラノキセキの22 牡

すいませんレッドファルクスのこと何も分からないです、純粋に知識不足でお恥ずかしい。ルックオブラブの22と芦毛セットで出資してもいいかな~くらいの感覚。馬体重353kg、体高149cm、胸囲167cm、管囲19.0cmで馬格は悪くなさそう。厩舎に関して美浦は超一流を別にすると栗東と比べてマイナスで見ているのですが、今年の美浦の工事で栗東との坂路格差が埋まることを期待するなら気にしなくていいのかも。

募集額はリーズナブルだし、なんだかんだ広尾の木村牧場なので出資して損はないのかも。いずれにしろ即満口はなさそうなので、一旦様子見から入るとは思います。

スーンシャインの22 牝

写真を見て「おっ良さそう」となりました。数字的にも馬体重365kg、体高150cm、胸囲163cm、管囲19.0cmと問題なさそう。

血統的には初年度からダービー馬を出したサトノクラウンの産駒ですね。私は今年のダービーは現地観戦までしておいて、未だに「サトノクラウン産駒がダービー、マジ?」という感覚が抜けていなかったりはします。そういう個人的な先入観は置いておくと、主流条件でクラシックもその後も期待はして良さそう。

私は出資先のポートフォリオの組み方として、1世代内で (牡, 牝) × (栗東, 美浦) でバランスするような形にする方針でやっています。本場は 牝×美浦 の枠としての出資がありえそう。即満口組ではないはずなので、一旦はケンから入りはします。

ヴェイパーの22 牝

  • 2022.03.10生
  • 父ブリックスアンドモルタル、母父Galileo
  • 生産:桑田牧場
  • 予定厩舎:美浦・栗田徹
  • 販売総額3000万円 / 2000口

こちらは昨年度の追加募集で、既に募集開始されていた子。ブリックスアンドモルタル産駒です。去年は初年度産駒、楽しそう!と言ってサンドクイーンの21ことアンモシエラに出資しました。まだ新馬戦が始まって2週ほどですが、ブリモル産駒は既に複数頭が勝ち上がっており種牡馬としてはアタリなのではと思っています。

というわけで22年生まれもブリックスアンドモルタル産駒に出資はしたいのですが、本馬は母父Galileo牝系も欧州系とまあ重い。肌にサンデーサイレンスが一滴でいいから入っていればとなります。ミスタチオン型もばっちりT:T、大成すれば欧州で爆走してくれそうという夢はありつつ、まず日本で勝ち上がれるかがものすごく博打に見えます。写真で見て雰囲気はありますし、担当者が「生まれついてのアスリートタイプ」と言うのも全くのリップサービスではなさそうなんですが。ブリックスアンドモルタルが令和のサンデーサイレンスなら母方の血統がこれでも走るはずなので、出資するならそちらに賭ける感じでしょうか。

所属予定は栗田徹厩舎、デプロマトウショウの21ことリヤンイヴェールがお世話になっております。タイトルホルダー(ファンです)の厩舎でもあります。測尺は馬体重388kg、体高148cm、胸囲171cm、管囲19.8cmで問題なし。その上で募集額3000万円ですから悪くないように思っています。

欧州で走れそうな血統で海外遠征に積極的な広尾からの凱旋門賞経験のある栗田徹厩舎だから、本馬に出資したら欧州に連れて行ってくれたりしないかなと思ったり。

ストームハートの22

こちらも昨年度の追加募集からの引き続き。母も広尾の馬で、本馬が初仔。血統図だけ見るとマイルから2000くらいでの活躍を期待、となるのですが遺伝子型はC:Cで短いところに出てそう。血統図から想像する距離と遺伝子型が合ってない子は悩ましいですね。個人の見解としてはミスタチオン型は覆らないので、本馬は長くて1600までになるんだろうなと思っています。

馬格の方は馬体重377kg、体高152cm、胸囲171cm、管囲19.0cmと立派で良さそう。写真の雰囲気も悪くないです。調教師の田中克典師に関して婿殿呼ばわりする人はいますが、実績見る限り問題はないしむしろ良い厩舎なのではと思っています。

総じて悪くはないし募集額2200万円なら行っていいとは思うのですが、個人的に強く出資したくなる理由もないので悩ましい。栗東牝馬の枠として横目で見ることになりそう。

その他と予告

色々検討していたら当初興味がなかった他の募集馬も気になってきた。ハイアーラヴの22でレイデオロ産駒を押さえてみたい気もするし、エンパイアブルーの22で高柳瑞樹厩舎に預けてみたくもあるし、脳死オルフェーヴル産駒のエレナレジーナの22に行ってみたくもなる。全頭検討してみた方がいい気がしたので、残りも多分追記します。